宇宙は命でいっぱい

生命は宇宙に広く多く存在し、地球の生命の起源は他の天体で発生した微生物の芽胞が地球に到達したもの、とする説があります。

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  • 夜空は、星でいっぱいです。
  • 一つ一つの星に太陽と同じような光と熱があるから地球から見えるんです。
  • ずっと昔から天体観測所で、夜空は観察されてきました。でもあまりに遠いので一つ一つの星の事はわかりませんでした。
  • ついに世界中の電波望遠鏡で同時に一つの星を観察する事で、遠くの星を調べることができるようになりました。
  • 太陽に惑星があるように、空に見えるほしにも惑星がある事がわかってきました。
  • 39光年先の惑星系に7つの地球サイズの惑星が 発見されました。これらの惑星のうち、3つは地表に液体の水がある生命棲息可能な惑星らしい事が分かりました。地球外生命への期待が高まります。
  • 遠すぎて他の星にはいけませんが、地球の兄弟の惑星には人工衛星が行くようになりました。アメリカのNASA、日本の JAXAからロケットが打ち上げられます。
  • 地球の兄弟の惑星だけでなく、兄弟の惑星の月までも人工衛星が行きました。そしてすばらしいことがわかってきました。
  • 太陽から3番の惑星が地球です。4番の火星と5番の木星と6番の土星ですごい発見がありました。
  • 4番の火星です。
  • 火星を調べたキュリオシティです。惑星科学者たちは、火星探査機キュリオシティが調べたゲール・クレーターが干上がった巨大な湖の底ではないかと考えています。
  • 40億年前火星は、暗い宇宙に浮かぶ水をたたえた惑星でした。地球にまだ生命が生まれる前です。
  • 今も火星の北極と南極に巨大な氷の塊があります。火星の氷はドライアイスだと考えられています。火星の水はどこに行ったのでしょう?地球にも届いたのでしょうか?
  • 5番の木星と、木星の衛星「エウロパ」です。
  • 木星の衛星「エウロパ」に熱水噴射口らしいものがある事がわかりました。観測はハッブル宇宙望遠鏡で行われました。
  • ハッブル宇宙望遠鏡とは、宇宙に浮かぶ巨大な望遠鏡です。地球大気の外から天体を観測しています。そして、木星衛星「エウロパ」で水の噴出らしき現象を観測しました。
  • 木星衛星「エウロパ」で観察された水の噴出らしき画像です。2014年に48kmほどの噴出らしき現象を観測、2016年に約100kmの高さに及ぶ水の噴出らしき現象を観測しました。
  • 「エウロパ」内部の想像図です。おおきな木星がうしろに見えます。表面の氷の層の下に塩分を含んだ水(海)があり1キロの厚さの氷を通して水が噴き出しています。
  • 6番の土星と土星探査機カッシーニです。
  • 土星探査機カッシーニ は、アメリカ航空宇宙局(NASA)と欧州宇宙機関(ESA)により開発されました。10年間にわたり土星とその衛星を調べました。
  • 土星の環のすぐ近くに「エンケラドゥス」が見えます。土星探査機カッシーニ は土星の衛星「エンケラドゥス」も調べました。
  • <「エンケラドゥス」 は土星の第2衛星で熱源を持ち、表面は比較的新しい氷で覆われています。土星の7つの衛星のうち6番目の大きさです。
  • NASAの土星探査機カッシーニは、土星の衛星「エンケラドゥス」に噴き上がるプルーム(水柱)を発見しました。
  • 「エンケラドゥス」のプルームへの接近通過を繰り返したカッシーニは、微量の水蒸気、塩化ナトリウム、シリカ、有機化合物を発見しました。いずれも生物が利用する物質です。
  • 土星の第2衛星「エンケラドゥス」は、直径500kmほどの非常に小さな星で、厚さ約10kmの分厚い氷で覆われています。その地下に、深さ約50kmの大規模な海がある事がわかりました。
  • 「エンケラドゥス」にいるかもしれないエイリアンです。重力がないため球状で、あらゆる方向に触手が伸び、暗闇のため嗅覚と聴覚が発達して自らの体を発光させています。
  • プルームから噴出した液体にちいさな生き物や微生物が紛れ込んでいるかもしれません。液体はどうなるのでしょう?生命の種は惑星を飛びだして宇宙を旅するのでしょうか?
  • <生命は宇宙に広く多く存在し、地球の生命の起源は他の天体で発生した微生物の芽胞が地球に到達したもの、とする説があります。パンスペルミア仮説といいます。
  • タンポポの種が綿毛で運ばれるように、生命は宇宙を浮遊しているのではないか。この仮説を確かめる日本の「たんぽぽ計画」が国際宇宙ステーションの日本実験棟「きぼう」で行われています。
  • 国際宇宙ステーションは、地上から約400km上空の巨大な有人実験施設で、1周約90分で地球を回っています。日本実験棟「きぼう」は、国際宇宙ステーションの中で最大の実験モジュールです。
  • 塵に乗って地球から宇宙に飛び出した微生物はいるか?地球の微生物は、宇宙空間で生きていけるのか?地球に毎日降り注いでいる宇宙塵の中に有機物があるのか?宇宙塵の捕集実験を行っています。
  • 隕石などにより他の惑星の微生物が地球へ降ってきたり、地球の微生物が他の惑星へ届けられているかもしれません。地球の生命の「種」がもっと遠く、太陽系の外にまで旅しているかもしれません。

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